海外 イタリア 住めば都/sumebaのブログ

アレルギー性鼻炎・花粉症・自己免疫疾患・・・アレルギー体質で典型的なイタリア料理が食べられないイタリア在住ウェブデザイナー。主に食の話、ときどきイタリア観光

イタリアの医療機関 日本との違いについて、実際に利用してわかったこと。

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こんにちは。sumebaです。

先月、持病の関節リウマチの診察のため、イタリアに来て初めて医療機関を利用しました。海外で病院のお世話になるのはできれば避けたいですが、日本の病院と検査と処方薬の受け取り方が違ったので、その件についてお伝えします。

 

保険医療と自由診察

外務省の世界の医療事情の情報によると、イタリアの医療制度は、国民健康保険による保険医療と非保険診察の自由診察に分けられます。

国民健康保険に加入した外国人は、比較的低額の公立病院で受診できます。

ただし、公立病院は通常混雑し待ち時間も長く手続きも煩雑なのだそうです。同じ公立病院でも予約制を提供しているところもあるとのこと。

また、海外旅行傷害保険などに加入している外国人は、混雑している公立病院より、高額費ではあるものの自由診察の私立病院で受診することが多いとのことです。

筆者の場合は、観光ビザで入国してイタリア人と結婚し、まだ滞在許可書の原本が発行されていなかったので、健康保険の手続きもできておりませんでしたが、公立の大学付属総合病院へ予約して受診しました。

病院へ予約するまでのちょっとした小話

病院へ予約する前に、どこの病院がいいのか?口コミは必須です。

筆者の場合は、現地の情報は夫が頼みの綱。。余談ですが、イタリア人は家族や友人や知人から情報を集め、評判がいいところを紹介してもらうのが通常です。特にイタリアで就職する場合は、人脈は必須のようです。

ただ、この情報収集に時間がかかり・・・夫が頼みの綱なので、7月から病院へ行きたい要望はしていたのですが・・・夫の仕事と結婚式を済ませるべく各所への手続き、公的機関が夏休みに入る時期などいろいろあって、病院は二の次。。そして、しばしば忘れる。幸い10月まで症状は穏やかだったのでいいんですけど、具合が悪いことを主張したら、エンジンがかかったようです(笑)。

夫の友人のパートナーや同僚のパートナーが同じ疾患を患っている方がいらっしゃり、その方たちから情報収集しようとしていたようですが、一番は友人からの情報がいいと主張していたものの、8月の時点でタイミングを逃して聞けずじまい。。

9月の時点で、夫の妹さんが専門医ではないのですが医師免許を持っているので、病院に行くのは時間がかかるから後にして、薬だけ妹さんに処方箋を書いてもらって薬局で買おうかと、夫から提案されました。。

えー!専門医じゃなくても処方箋を書いてもらって薬を購入できる!?イタリア、アバウトすぎるよ。。日本じゃ考えられない!

筆者の要望としては、一番は薬を飲まずに大丈夫な体にしたい。2番は定期診察を受けて良いか悪いか状態をしりたい。3番は適切な診断結果で薬を処方してもらい、徐々に薬の量を減らして、飲まなくてもいい体にしたいのです。よって、薬を購入するより先に病院へ行って検査を受けたかったのです。

結局、10月の初旬にナス科の野菜を食べたせいか、少し関節の具合が悪くなったので、妹さんから病院をいくつか紹介してもらい、いくつか電話で問い合わせ、なるべく早く予約受診できる場所で受診することになりました。この時点で、2か月くらい薬を飲んでいなかったので、日本から持ってきた日本の病院の診断書(英語)に書いてある薬の内容を、妹さんに処方箋として直筆でコピーしてらい、薬局でとりあえず薬を購入しました。

予約するまでかなり時間はかかりましたが、夫や妹さんがいなければ、自力で探すしかなかったので、とてもありがたいです。ただやっぱり、なんでもかんでも時間がかかるよ!イタリア!!時間の流れがイタリア時間なので、仕方がありませんが、、もうこの時点で日本と違いますね。

病院の診察・検査・処方薬手順と日本との違い

病院について

筆者は、イタリア語がまだ達者ではないので、夫の同伴は必須です。夫の仕事の都合上、夜間18:30の予約診察で、公立大学病院付属の総合病院へ行きました。ありがたや。総合病院なのに夜間受診できる時点、日本と違うなと思いました。

初めて行く場所なので、予約時間より少し早めに行きました。筆者が行った病院は、総合受付の入り口のようなものがなく専門病棟から入ったので、受付窓口がどこにあるのか少し迷いましたが、受付をしたときに先に診察料金を支払いました。受付の際、健康保険の有無を聞かれたのですが、その時はまだなかったので、全額負担で税込み122ユーロでした(安くはありませんね)。おそらく健康保険があれば何割かを負担するんだと思います。

受付を済ませ、予約した時間より30分遅れての診察でした。夜間だったので30分遅れで済んだのかもしれませんが、日本の場合は1時間くらい遅れるのは日常です。総合病院のような大きな病院であれば、同じ病院で予約した日の診察時間より1時間くらい前に行って血液検査や尿検査を受けて、診察の順番を待つのですが、イタリアでは同じ病院で検査を受けるとなるとかなりのタイムロスになるようで、病院とは別の検査機関で検査をします。

同じ病院で検査を受けられる日本と比べたら、1日で済むことが、別の検査機関で血液検査などをしなくてはならないので、かなり違います。

受診後、日本の病院の診断書の内容と今回の受診内容と次回の診察予定と検査項目と処方箋が記入された内容の診断書類を専門医から渡されました。

筆者の場合で言うと、次回の診察予定日について、特に決まった日時は書いてありません。2019年3月のみです。血液検査を今回受診した直近後と、次回の診察の直前に2回する項目が書いてあり、次回の診察予定月付近で電話予約する流れになります。処方箋については、特定の薬の服用する日と量のみです。例えば、メトトレキサートを土曜日に朝5㎎夕5㎎服用する。という感じです。日本の場合は、何日分×量というような薬を購入するための処方箋がありますが、イタリアはないみたいです。筆者は、夫の妹さんから処方箋を書いてもらった際、この件についてすごく戸惑いました。

処方薬について

上記のように、薬を購入するための処方箋がないので、処方箋が記入されている診断書のコピーが必要だったようなのですが、筆者の場合、病院の近くの薬局で診断書のコピーがなくても購入できました。薬は、日本の薬局で買う市販薬のような箱売りです。

ただ、店内に陳列しているわけではなく、薬剤師さんに尋ねて箱で購入します。日本のような日数分のバラ売りではありません。次回の診察予定まで足りる量、もしくは当分の量を自分で決めて購入します。足りなくなったら、また薬局へ行って購入するイメージです。(都度、処方箋が記入されている診断書のコピーは必要だと思います。)薬の値段は日本と比べたら比較的安い印象でした。

あと、筆者の場合、メトトレキサートを服用しているのですが、日本のメトトレキサート錠は1粒2㎎ですが、イタリアでは一粒2.5㎎が通常です。日本と薬の内容量が違います。日本ではリウマトレックスカプセルを服用していましたが(ジェネリック医薬品はメトトレキサートです)、イタリアにはリウマトレックスカプセルは存在しません。同じ内容のメトトレキサート錠になります。国によって、薬の名前や形状が同じとは限らないですね。

検査機関で検査受診する

住んでいる地域の検査機関 Centro Diagnostico Laboratorio で検査をします。予約は必須です。地域によって違いがあるかもしれませんが、筆者の場合でお伝えしますと、木曜日に夫に電話予約をしてもらって、土曜日の朝7時に検査機関へ行きましたが、早朝でもすでに順番待ちで並んでいる人たちがいました。

検査機関で受付する際、検査機関から予約用の書類をメールか検査機関のホームページからダウンロードして持参します。また、病院で受診した診断書(検査項目が記されているもの)も一緒に持参します。

受付の際に、後日に検査機関のホームページで診断結果がわかる日にちと説明と書類をいただき、先に検査料金を支払います。具体的な料金については、検査内容項目で、ばらつきがあり一概に言えないので、今回は割愛させていただきます。

順番が来たら検査終了です。

検査数日後、決められた日に検査機関のホームページから検査結果のPDFをダウンロードするのですが、受付でもらった書類にIDやパスワードが記入されているので、紛失しないようにします。また、検査結果は公開から30日後にホームページ上からデータがなくなるので、決められた日に即ダウンロードしました。

まとめ

日本の医療サービスに慣れた邦人は、イタリアの医療機関に戸惑うことが多いようだと外務省のサイトにも記してありますが、筆者の場合は、病院と検査と処方薬の受け取りのシステムの違いに若干困惑しました。が、イタリア人の夫のおかげで、何とかクリアできました。ええ、一人だったら戸惑いますよ。。

地域によって違いがあると思いますので、都度確認することをおススメします。ちなみに、筆者が受診した公立総合病院の専門医は、英語が通じる方でした。検査機関の方たちはイタリア語のみでした。

イタリアには無料で診察する病院があるようですが、夫に聞いてみたところ、あるにはあるけど、大混雑らしいです。無料より料金を支払って予約できる病院の方がいいと言ってました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

参考になれば幸いです。

参考資料

世界の医療事情 イタリア | 外務省